最近よく耳にします。食の安全安心という言葉。
しかし、その言葉の意味を本当に理解しているでしょうか。
安全安心は四字熟語ではありません。
食品で言うと、安全とは決められた基準があり、それをクリアしていることです。
たとえば、添加物の使用量や残留農薬、微生物の菌数などそれぞれ数値基準があって、それを下回っていれば安全なわけです。
それに対し安心は、文字通り心の問題です。
心の問題なので、何が安心かは人によって様ざまです。
赤ちゃんにとって母親の母乳は、何より安心な食事です。
もし仮に、母親が薬物中毒でその毒が母乳に含まれていて安全でないとしても、安心なのです。
つまり、最近良く顔の見える野菜など販売しているのを目にしますが、あれは安心感はあるけれど、安全かどうかは調べてみないとわからないのが実態です。
同じように、中国産は安心できないが北海道産なら安心できると、感じる人がほとんどだと思いますが、北海道産が安全かどうかは分かりません。
なんせ、北海道は自然は一流、施設は二流、サービス三流、意識は四流とか五流とか言われていますから。
都府県よりも気温や湿度が低くて油断しているのか、衛生に関する意識が低いという道民性があるようで、衛生に関する教育が不足しているのが実態です。
大きな事故も起きています。
残念だし、悔しいではありませんか、せっかくの北海道というブランドを傷つけないためにも、食の安全安心教育が必要です。